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蛍光灯の「2027年問題」とは|沖縄での処分方法と市町村別の出し方・照明器具の回収
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2026.11.05

「蛍光灯が切れたけど、この先も替えは買えるの?」「LEDに替えたいけど、古い蛍光灯や照明器具はどう捨てればいいの?」

実は、一般照明用の蛍光灯は2027年末までに製造・輸出入が終わります。とはいえ、今使っている蛍光灯がすぐ使えなくなるわけではありません。

この記事では、蛍光灯の「2027年問題」の中身と、沖縄で古い蛍光灯や照明器具を安全に、安く処分する方法をわかりやすく解説します。

この記事でわかること

  • 蛍光灯の製造・輸出入が終わる時期(種類別)
  • LEDに替えるとき「器具ごと交換」が多い理由
  • 蛍光灯を普通ごみで捨ててはいけない理由と安全な扱い方
  • 沖縄で蛍光灯・照明器具を処分する4つの方法
交換後に部屋の隅に溜まった使用済みの直管蛍光灯
交換したあとの蛍光灯、こんなふうに溜まっていませんか?(実際の回収現場より)

蛍光灯の「2027年問題」とは?

水俣条約で蛍光灯の製造・輸出入が禁止に

2023年11月にスイス・ジュネーブで開かれた「水銀に関する水俣条約」の第5回締約国会議(COP5)で、一般照明用の蛍光灯の製造と輸出入を、種類ごとに2025年末から2027年末にかけて段階的に廃止することが決まりました。

理由は、蛍光灯の中に水銀が含まれているためです。水銀は人の健康や環境に悪い影響を与えるおそれがあるため、世界的に使用を減らす取り組みが進んでいます。

種類別の禁止時期

蛍光灯の種類 製造・輸出入の禁止時期
電球形(30W以下など) 2025年末(禁止済み)
コンパクト形 2026年末
直管形・丸形(ハロりん酸塩蛍光体) 2026年末
直管形・丸形(三波長形蛍光体) 2027年末

※参考:パナソニック「蛍光灯製造・輸出入禁止やLED照明についてのご質問」

使い続けることや、在庫品を買うことはできる

ここが大事なポイントです。禁止されるのは「製造」と「輸出入」だけ。期限が過ぎても、今ついている蛍光灯を使い続けることや、お店に残っている在庫品を買うことはできます。

「2028年になったら急に使えなくなる」わけではないので、慌てる必要はありません。

メーカーは期限より早く生産を終えている

ただし、注意したいのはメーカーの動きです。たとえばパナソニックは、直管形・丸形の三波長形蛍光灯の生産を2027年9月末で終了するとしています。法律の期限より早く作られなくなり、在庫が減っていくにつれて値上がりや品薄が起こる可能性があります。

「切れたときに替えがない」という事態を避けるためにも、計画的にLEDへ切り替えておくと安心です。

LEDに替えるなら「器具ごと交換」が多い理由

「蛍光管をLED管に差し替えればいいのでは?」と思う方も多いですが、実はそう簡単ではありません。

  • 安定器の問題:蛍光灯の器具には「安定器」という部品が入っていて、そのままLED管を付けると使えなかったり、配線工事が必要になったりします。
  • 器具の劣化:10年以上使っている器具は、安定器や配線そのものが劣化していることがあります。
  • 費用と手間:工事をしてLED管を付けるより、LEDシーリングライトなどに器具ごと交換した方が手軽なケースも多いです。

その結果、LED化をきっかけに外した古い照明器具の処分が必要になります。照明器具は蛍光管と違って大きく、捨て方も別になるので注意しましょう。

蛍光灯は普通ごみで捨てられない

端が黒ずんだ寿命の蛍光管と、回収前にまとめた直管蛍光灯
左奥の蛍光管は端が黒ずんでいます。これは寿命が近いサインです。

水銀を含むため、分けて出す必要がある

蛍光灯には少量の水銀が含まれているため、燃えるごみや普通の不燃ごみとは分けて出すのが基本です。割れると中の水銀が外に出てしまうので、割らずに処分することが大切です。

写真のような直管形の蛍光灯も、製造・輸出入の規制の対象です。これからLEDに切り替えるご家庭では、こうした使用済みの蛍光管がまとまって出てくることが増えていきます。

割らずに保管・処分するコツ

  • 新品が入っていた紙箱に入れる(箱がなければ新聞紙で包む)
  • 立てかけるときは、倒れて割れないよう壁際に寄せる
  • 子どもやペットが触れない場所に置く

もし割れてしまったら

  • 窓を開けて換気する
  • 軍手やゴム手袋をして、破片を厚紙などで集める(掃除機は使わない)
  • 破片は厚紙や新聞紙で包み、袋に「キケン」「割れた蛍光灯」と書いておく
  • 出し方はお住まいの市町村のルールに従う

沖縄の主な市町村での蛍光灯・照明器具の出し方

蛍光灯や照明器具の出し方は、市町村によって区分や収集日が異なります。必ずお住まいの市町村のルールを確認してから出しましょう。

市町村 蛍光灯の区分と出し方 収集日 照明器具
那覇市 有害・危険ごみ
入っていた箱に入れるか新聞などで包み、種類ごとに透明・半透明の袋へ
地域ごとの指定日(市の「ごみ収集日検索」で確認) 電気スタンドはもやさないごみ。大きな器具は分別検索で確認
沖縄市 有害ごみ
包み箱、なければ透明袋に入れる。大量に出る場合は複数回に分けて出すよう市がお願いしています
地域ごとの「有害ごみの日」 もやせないごみ(蛍光管は外す)。プラスチックのかさはもやせるごみ。指定袋に入らなければ粗大ごみ
浦添市 有害・危険ごみ
種類ごとに45リットル以内の透明袋へ。収集日の朝8時までに門口へ
月2回 小型の家電は燃えないごみ。指定袋からはみ出すものは粗大ごみ(要予約・10kg未満300円、10kg以上600円)
うるま市 有害ごみ
かごなどに入れて出す(袋や蛍光灯のケースには入れない)。割れたものは紙で包んでもやせないごみへ
月2回(地区ごとの曜日) 小型の電化製品はもやせないごみ。指定袋に入らないものは粗大ごみ(市の回収は1点300円)
名護市 有害危険ごみ
かごに入れて出す(割れたものも含む)。市内の拠点回収ボックスも利用可
月2回(2025年4月から) 長さ50cm以上または10kg以上は粗大ごみ(要予約・300円)

※2026年10月時点で各市の公式ホームページを確認した内容です。収集日や出し方は変わることがあるため、最新の情報は各市のホームページやごみカレンダーでご確認ください。

市町村ごとに「出し方の違い」がある

表を見るとわかるように、同じ蛍光灯でも市によって出し方がかなり違います。

  • 袋に入れる市:那覇市・沖縄市・浦添市は、透明(半透明)の袋に入れて出します。
  • かごに入れる市:うるま市・名護市は、かごなどに入れて出します。うるま市は袋や蛍光灯のケースに入れないよう案内しています。
  • 量が多いとき:沖縄市は、大量に出る場合は何回かに分けて出すようお願いしています。

引っ越し先の市のルールで出して、回収されなかった…ということがないよう、出す前に必ず確認しましょう。

照明器具本体は蛍光管と区分が違う

蛍光管を外したあとの照明器具本体は、蛍光管とは別の区分になります。多くの市では、指定のごみ袋に入る大きさなら燃えないごみ(もやせないごみ)、袋に入らない大きさなら粗大ごみとして事前の申し込みが必要です。天井用のシーリングライトや長い直管タイプの器具は、粗大ごみになることが多いでしょう。器具を出すときは、必ず蛍光管やグロー球を外してから出しましょう。

蛍光灯・照明器具の処分方法4つを比較

方法 費用 手間 向いている人
自治体の回収 安い 収集日まで保管が必要 本数が少なく、急がない人
店頭の回収ボックス 無料の場合が多い お店まで持ち込みが必要 車で運べる人
買い替え時の引き取り お店による 購入とセットで少ない 新しい照明を買う人
不用品回収業者 有料 ほとんどかからない 量が多い・器具もまとめて出したい人

こんな場合は回収業者に頼むのが楽

  • 家中の照明をLEDに替えて、古い器具がいくつも出た
  • 天井から外した器具が大きく、自分で運び出すのが大変
  • 引っ越しや片付けのついでに、家具や家電もまとめて処分したい
  • 収集日まで待てない、すぐに片付けたい

こうした場合は、何度もごみ出しをするより、一度にまとめて回収してもらった方が時間も手間も省けます。

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よくある質問

Q. 2028年以降も蛍光灯は使えますか?

A. はい、使えます。禁止されるのは製造と輸出入なので、今ついている蛍光灯を使い続けることは問題ありません。ただし、切れたときに替えが手に入りにくくなる可能性があります。

Q. 蛍光灯の在庫はいつまで買えますか?

A. 期限後も在庫品の販売は認められていますが、メーカーは期限より早く生産を終えているため、在庫は徐々に減っていくと考えられます。早めにLEDへの切り替えを検討するのがおすすめです。

Q. 割れた蛍光灯はどうすればいいですか?

A. 厚紙や新聞紙で包み、「キケン」と書いて、お住まいの市町村のルールに従って出してください。割れていない蛍光灯とは出し方が違う場合があります。

Q. LED電球やグロー球も蛍光灯と同じ出し方ですか?

A. LED電球やグロー球には水銀が使われていないため、蛍光灯とは区分が違うことが一般的です。お住まいの市町村のルールを確認してください。

Q. 照明器具1つだけでも回収してもらえますか?

A. はい、ご相談ください。ほかの不用品と一緒に出していただくと、よりお得になります。まずはLINEで写真を送ってお見積もりください。

まとめ

  • 一般照明用の蛍光灯は、2027年末までに製造・輸出入が終了する
  • 今ある蛍光灯は使い続けてOK。ただし在庫は減っていく
  • LED化は器具ごと交換になることが多く、古い器具の処分が必要
  • 蛍光灯は水銀を含むため、割らずに分けて出す
  • 量が多い、器具もまとめて出したいときは回収業者に頼むのが楽

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